ご挨拶

執行役員:柏木 信英
アクティビア・プロパティーズ投資法人 執行役員 柏木 信英

 平素は、アクティビア・プロパティーズ投資法人(略称:API)に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 本投資法人はこのたび、2023年11月期(第24期、2023年6月1日~2023年11月30日)の決算を無事終えることができました。これもひとえに投資主の皆様のご理解とご支援の賜物と心より感謝申し上げます。 

 本投資法人の資産の運用状況につきましては、まず、賃貸オフィスでは、リーシングが順調に進捗し、安定稼働が見通せる状況になりました。商業施設においても、市況回復によりテナントの出店意欲に改善が見られ、空室消化が進捗いたしました。ホテルにおいては引き続き国内外の宿泊需要の増加を受けて客室稼働率及び客室単価の回復傾向が継続しています。
 また、資産入替戦略に基づき、2023年6月1日に「ルオーゴ汐留」(準共有持分51%)(譲渡価格4,646百万円)の譲渡を完了いたしました。さらに、2024年5月31日付にて「A-FLAG骨董通り」(譲渡予定価格5,000百万円)の譲渡及び投資主価値向上施策としての第三回自己投資口取得を公表いたしました。

 これらの結果、当期の業績は、営業収益17,344百万円、営業利益9,588百万円、当期純利益8,621百万円を計上し、1口当たり分配金は9,611円となりました。
当期末時点の本投資法人のポートフォリオは46物件、取得価格合計5,461億円となりました。
 今後も、本投資法人の中長期的な成長を目指した運用を行って参る所存です。

 本投資法人はまた、持続可能(サステナブル)な社会の実現に向け、ESG(Environment:環境、Social:社会、Governance:ガバナンス)の観点を長期的な経営課題に位置づけております。本投資法人が取り組むべきマテリアリティ(重要課題)として、環境面でのより広範囲なパフォーマンスにおいて目標数値を公表するとともに、それらに向けたより実践的なマネジメント方針を明確化し、日々の取り組みを進めております。また、GRESBリアルエステイト評価2023において、これまで積み重ねてきた環境関連などの取り組みが評価され、グローバル・セクターリーダーならびにアジア・セクターリーダーへの選出に繋がりました。
 今後も、本投資法人は、投資主をはじめとするステークホルダーの皆様と一層信頼関係を深めるべく、ESGの取り組みをより積極的に推進して参ります。

 2024年5月期(第25期)以降につきましても、ポートフォリオの収益増加に向けた施策に加え、市況に応じた外部成長戦略の推進を通じ、投資主価値向上に注力して参ります。

 投資主の皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

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